どうもはねり( @akaihane787)です。
今回はLINEで定型文を住所や所要時間等の情報を付けて、自動送信する方法を紹介します。
- 奥さんに「今から帰る」と伝える場合
- 勤務中の夫にお風呂を沸かしたことを伝える場合
- エアコンが消えたことや、スマートロックが閉まったことを家族に伝える場合
今回は「今から帰る」を例に定型文を送信する2つの方法を紹介します。
- ショートカットを起動
- 自動で「今から帰る」が送信
- ショートカットを起動
- 定型文がクリップボードにコピー
- LINEを開く
- ペーストして送信する
ショートカットのみの場合、作成済みのショートカットをダウンロードして住所を設定するだけですぐに使えるようになります。
完全自動でしたい!という方もIFTTTとの連携は無料でできます。
連携方法も画像を使って丁寧に解説しますので、すぐにできるようになります。
この記事の内容
ショートカットを使用して「今から帰る」を5アクションで送信する
それではiOSショートカットのみを使用して「今から帰る」を自動で送信するショートカットを紹介します。
- 現在地を取得
- 自宅までの経路から到着予定時間を取得
- 「今から帰る」+到着予定時間+現在地をクリップボードにコピー



インターネット上のショートカットをダウンロードするには以下の設定が必要です
・「設定」→「ショートカット」→「信頼されていないショートカットを許可」
(もし信頼されていないショートカットを許可が選択できない場合は、ショートカットアプリで、自分で作ってもギャラリーからでもいいので1回実行してください)
これで以下の5アクションで帰るコールを送信できます。
- ショートカットをタップ
- LINEを起動
- 相手を選択
- ペースト
- 送信
実際の動作を確認
ショートカットをタップすることで起動します。
ショートカットのウィジェットを、ホーム画面に配置しておくことをおすすめします。

今回はメモにペーストしてみます。
貼り付けたい所を長押ししてペーストを選択します。

「今から帰る」+到着予想時間+現在地を送信することができました!

完全自動で定型文を送信するショートカットを紹介
それでは指定の条件で帰るコールを自動送信するショートカットを紹介します。
設定手順は以下のとおりです。
- オートメーションでショートカットを作成
- ショートカットとIFTTTを連携
- IFTTTとLINEを連携
- IFTTTでアドレスを確認しショートカットにコピー
1.オートメーションでショートカットを作成
オートメーションは、時間・場所・NFCタグなど指定の条件でショートカットを自動で起動する機能です。
今回は「職場を出発したら」という条件で作成します。
ショートカットを開いたら、「オートメーション」を選択し、「+」を選択します。
「個人用オートメーションの作成」から「出発」を選択します。


「住所」を選択し、会社の住所を入力します。
条件の設定は完了です。
「アクションを追加」からまず「住所」を選択します。

入力欄に自宅の住所を入力します。
次に「+」から、「現在地を取得」「移動時間を取得」を選択し追加します。


左の現在地の部分を長押しします。
「マジック変数を選択」から、「現在地を取得」の下にある「現在地」を選択します。


右の現在地を長押しして、「マジック変数を選択」から「住所」を選択します。


「車」を選択し、移動手段を選択します。今回は「交通機関」を選択します。


次に「+」から、「日時」「日付を調整」を選択し追加します。


0の部分を長押しして、「マジック変数を選択」から「移動時間を取得」の下の「移動時間」を選択します。


下の画像のようになればOKです。
次に寄り道等の時間を考慮して、予備の時間を追加します。
まっすぐ最速で帰るよ!という方は省略してください。
「+」から、「日付を調整」を追加し、600秒(10分)を入力します。
次に「+」から、「テキスト」を追加し、実際に送信するメッセージを入力します。


テキスト内に変数を入力するには、キーボード上部の変数を選択します。
テキストに入力したい変数を選択します。
今回は予備の10分を加算した後の「調整済みの日付」と、「現在地」を選択します。
一旦ここでオートメーションのアクションの設定を終了します。
右上の「次へ」から「完了」を選択しましょう。
2.ショートカットとIFTTTを連携
それではLINEを自動送信するためにショートカットとIFTTTを連携させます。
今回はIFTTTアプリ画面で解説します。(ブラウザでも同様の手順で作成可能)

IFTTTにアクセスし、Createを選択します。

「If This」でトリガを選択します。

「Webhooks」を選択します。

「Receive a web request」を選択します。

iOSショートカットとのやり取りで必要な合言葉を入力します。
分かりやすい半角英数字にしましょう。

IFTTTのトリガの設定は一旦以上です。
3.IFTTTとLINEを連携
IFTTTのアクションとしてLINEを設定します。
アクションとなる「Then That」を選択します。

LINEを選択します。

Connectを選択します。

LINEにログインしましょう。

IFTTTと連携するを選択します。

LINEの通知用の公式アカウントとIFTTTが連携されます。
「LINE Notify」をグループに招待しましょう。

IFTTTに戻り受信したいグループを設定します。
今回はlineというグループを設定します。

送信するメッセージを設定します。
今回はショートカットでメッセージを作成しているので、「Add ingredient」 を選択します

「Value1」を選択します。

このようになっていればOKです。

「Continue」を押して次に進みましょう。

「Applet title」が合言葉になっているかを確認して「Finish」

これでIFTTTのアプレットの設定は完了です。
4.IFTTTでWebhooksのアドレスを確認しショートカットに反映
Webhooksはアドレスと合言葉を認識してやり取りをします。
トップページで先ほど作成したアプレットを選択します。
Webhooksマークを選択します。
Documentationを選択します。
下の範囲のURLをコピーしておきます。
JSON payloadのURLでないことに注意です。
最後にショートカットからIFTTTを呼び出す設定をします。
先ほどのショートカットのページで、+からURLを選択し追加します。
先ほどIFTTTでコピーしたURLを貼り付けます。
{event}の部分には自分で決めた合言葉を入力しましょう。
次に+から、URLの内容を取得を選択し追加します。
表示を増やすを選択します。
方法をGETからPOSTに変更し、新規フィールドを追加を選択します。
テキストを選択します。
キーにはvalue1(手打ちで構いません)、テキストには先ほどと同様の手順でマジック変数の「テキスト」を選択します。
以上ですべての設定は完了です。
右下の「▷」を押して正しく送信されるか試してみましょう。
5.実際の送信画面
オートメーションの条件が成立したら、帰るコール+到着予定時間+現在地が以下のように送信されます。

1回目の動作時に以下の様にIFTTTからアクセスを求められるので許可しましょう。もし心配な方はこちらのショートカットに、IFTTTを呼び出す設定を追加して、動作させておくといいでしょう。

まとめ:自動送信を設定して連絡忘れをなくそう
この記事では帰るコールを例に、LINEの自動送信をする方法を紹介しました。
毎日決まったルーティーンがある場合は自動化して、連絡忘れをなくし、考え事を減らして快適に暮らしましょう。
以上参考になれば幸いです。
はねり( @akaihane787)でした!ありがとうございました!



非常に有益な記事をありがとうございます。
最後の”キーにはValue1を”という箇所は、Value1を手打ちで良いのでしょうか?値を上手く渡せず四苦八苦しております。。
dama様
返信遅れて申し訳ありません.
コメントありがとうございます!参考になればこちらも嬉しいです!
コメントの件ですが, 解決されましたでしょうか?
Value1は手打ちで構いません.
値をうまく渡せていないということですが,
①{{JsonPayload}}といった文字が出てしまっている状況でしょうか?
その場合は, Webhooksを選択する際に, 「Receive a Web request」ではなく, 「Receive a Web request with a JSON payload」を選択してしまっているかもしれません.
「2.ショートカットとIFTTTを連携」の画像を変更いたしました. もう一度試してみてください!
②もしくはvalue1, value2, value3などが表示されてしまっているという状況でしょうか?
その場合は, 送信するメッセージの設定の際に, Messageの欄を一度全て消した後, value1のみを選択してみてください.
こちらも「3.IFTTTとLINEを連携」の画像を変更させていただきました.お試しください!
他のエラーでお困りであれば, お聞かせいただけると幸いです.
よろしくお願いいたします.
こちらの記事を参考にさせて頂き、最後の方まで自力でやってみたのですが、{value1}と出てしまいます。
1度全て消してからvalue1を選択したのですが、値が上手く渡せていないようです。
caaanta様
コメントありがとうございます!
画面の表示が色々更新されてますね…修正させていただきます!
まず、コメントでの回答で失礼致します。
おそらく
4.IFTTTでWebhooksのアドレスを確認しショートカットに反映
→ Documentationを選択します。
の際に、URLが「To Trigger an Event with an arbitrary JSON payload(太字)」のものと「To Trigger an Event with 3 JSON values(太字)」の2つが表示されていると思います。
おそらく、現在は「To Trigger an Event with an arbitrary JSON payload」のURLを入力されているのではないかと思います。そのため、「To Trigger an Event with 3 JSON values」の方をURLを入力していただけると解決できるのではと思います。
よろしくお願いいたします!解決できたかコメントいただけるとありがたいです!