こんにちは はねりです。
今回はサービスとサービスを連携し、様々なことを自動化するツール「IFTTT」についてです。
- IFTTTに登録したいけど無料版と有料版どちらがいいのかわからない
- 有料版でできることを教えて欲しい
- 有料版がおすすめな人を教えて欲しい

この記事の内容
結論:IFTTT有料版と無料版の7つの違い
有料版 | 無料版 | |
1トリガに対して設定可能なアクション数 | 複数 | 1 |
作成可能なアプレット(レシピ)数 | 無制限 | 3 |
アプレットの実行時間 | 早い | 普通 |
アプレットの動作チェックにかかる時間 | 最大3秒 | 最大10秒 |
クエリ機能 | 〇 | × |
フィルタ機能 | 〇 | × |
カスタマーサポート | 〇 | × |
料金 | 月3.99ドル(440円程度)/年間39.99ドル(4400円程度) | 0円 |
- IFTTTで4つ以上のアプレットを使用する人
- 毎日のルーティーンにIFTTTを使用する人
- 複雑なレシピを自分で作成したい人
IFTTTと共に導入したいデバイス
IFTTT Pro(有料版)でできること
➀1トリガに対して複数アクションが設定可能
IFTTTのアプレットはトリガに対してアクションを設定します。
有料版なら1つのトリガに対して、同時に複数のアクションが設定できます。
例えば以下の様なことができるようになります。

- トリガ:Alexaに「帰る」と言う
- アクション:家族のグループにLINEを送信+Twitterに帰宅を投稿+家の家電を操作する
上記のように3つのアクションを同時に起動できます。

②アプレットを無制限に作成可能
アプレットの作成可能数にも違いがあります。
無料版は3つまでしか作成できません。
(他人がつくったアプレットを使用するのに制限はありません。)
有料版は無制限に作成可能なので、一番大きな違いです。
アプレットを複数作成したり、今後もIFTTTを使っていく自信がある方は有料版を検討しましょう。

③アプレットの実行時間が短縮
有料版では無料版に比べてアプレットの実行時間が短くなっています。
ボタンを押したらメールが届くアプレットで、ボタンを押してからメールの通知が来るまでの時間を測定・比較してみました。
IFTTT Pro(有料版の場合)
IFTTT(無料版)の場合
結果有料版では無料版の約半分の時間で通知が届きました。

④アプレットの動作チェックの所要時間が短縮
IFTTTではアプレット作成後に正常に動作するか動作チェック機能が装備されています。
有料版では3秒以内にチェックが完了、無料版は10秒以内にチェックが完了します。
ただ無料版でも簡単なアプレットではすぐに完了するので、大きな違いではありません。
⑤クエリ機能が設定可能
クエリ機能とは簡単に言うとアクションの結果に、トリガとは関係のない情報を追加できる機能です。
クエリ機能で追加できる情報の例
- 天気
- 指定日の予定(Googleカレンダー)
- ルンバの動作履歴
クエリ機能もサービスを選択できるので、対応のサービスの数だけ情報の種類があります。
実際に作成する
先ほどのボタンを押したらメールが届くアプレットに気温の情報を追加します。
基本的なアプレットの作成方法はこちら

「+」から情報を追加するサービスを選択します。
どの情報を追加するか選択します。
情報をアクションに追加するには、アクションから設定をします。
「Add ingredient」からサービスを変更します。
追加する情報を選択します
以上で設定は完了です。
実際に動作させてみました。
華氏温度なのでややこしいですが、現在は約25.5℃であることがわかりました。
⑥フィルタ機能
フィルタ機能ではアプレットの動作に条件をつけることができます。
設定可能なフィルタの例
- 天気:現在の天気が晴れなら動作しない
- 時間:12~13時の間は動作しない
- 曜日
- Googleカレンダー:今日の予定に特定のキーワードがあれば動作する
完全自動化をする上では便利な機能です。
ただ難点としてはJavaScriptで記載する必要があります。
Googleカレンダーで特定の予定を検索するコードは以下の様になります。
let str = GoogleCalendar.anyEventStarts.Description;
let searchTerm = 'IFTTT';
let indexOfFirst = str.indexOf(searchTerm);
if (indexOfFirst === -1) {
IfNotifications.sendNotification.skip("Not found!")
}

⑦カスタマーサポート
有料版ではカスタマーサポートが利用できるとのこと。
使い道が分からないのと、Helpからも見つけられなかったので割愛させていただきます。
IFTTT Proの代替案
代替案1:スマートリモコンのシーン機能を活用する
私の使用しているスマートリモコン「SwitchBot」の場合は、複数家電を同時に操作できる「シーン」機能があります。
アクションが家電の操作のみなら似たような機能で代用ができます。
代替案2:Alexaの定型アクションを使用する
ルンバやスマートロック等と連携させる場合、Alexaの定型アクションの機能を利用すれば一部代用は可能です。
スマートホームスキルから該当のサービスを複数呼び出すことができます。
代用できない機能:SNSと複数連携
TwitterやInstagram等を同時にアクションとして設定する場合は簡単な代用方法がありません。
SNSの自動化をしたい人は有料版を検討しましょう。
IFTTTへの登録方法
最後にIFTTTのアカウント作成方法を紹介します。
PCでの画面で説明しますが、アプリやスマホブラウザでも同様の手順で登録可能です。
- Appleアカウント
- Googleアカウント
- Facebookアカウント
- メールアドレス
以上を使ってサインアップすることができます。
今回はメールアドレスを使用します。
メールアドレスとパスワードを入力します。
もし有料版へ登録する場合はまず自分のアカウントを選択します。
「Billing」を選択します。
「Sign up for IFTTT Pro」を選択します。
プラン・クレカ情報を入力すれば完了です。
まとめ:アプレットの自作に有料版はほぼ必須
この記事では、IFTTTの有料版と無料版の7つの違いや、登録方法や代用案について書きました。
アプレット(レシピ)の作成可能数であったり、1トリガ複数アクション等アプレットの自作には欠かせない機能ばかりです。
Alexaの定型アクションや、iOSショートカットでは代用できないアプレットを作成する場合は、有料版を検討しましょう。

以上参考になれば幸いです。
ありがとうございました!


