「iPad」は非常に高い買い物なので、購入時に悩む方はとても多いと思います。

新型がもうすぐ出るのに、今買っても後悔しないかな…

モデルがたくさんあって、どれが自分に合っているかわからない…
そんな方に向けて、今回は「新型をまつべきか」「iPadはどのモデルを選ぶべきか」について徹底解説いたします。
この記事の対象者
- iPadを今購入したら新型が出た時に後悔しそう
- iPad興味はあるけどどれを選べばいいのかな?
- 高い買い物だし、慎重に選びたい
- 他の機種との違いは?
iPadの各モデルについての徹底比較を行なっているため、購入を検討する1つの判断基準にしていただけると幸いです!
この記事の結論
- 90%の人は新型を待たずに購入してもいい!
- 悩んだらとりあえず「iPad Air」がおすすめ!

この記事の内容
「新型」は待たなくてもいい
新型のiPadが毎年出ていますが、ほとんどの方は待つ必要がなく「欲しい!」と思ったタイミングで現行のモデルを購入すればよいと思います。
理由は「iPadはすでに十分完成された性能で、大きな変更点もない」ためです。

画像出典:Apple公式サイト
1.大きな変更点がない
「iPad」はすでに機能として十分完成されており、新型が発表されたとしても大きな変更点はないでしょう。
予想されるiPad新型の変更点
- ベゼルが小さくなる
- ホームボタンが消え、FaceIDのみになる
- USB-Cで充電が可能になる
ベゼルについては大きな違いはなく、Face IDについてもすでに「iPad Pro」が対応しています。
充電・接続端子についても、iPhoneが未だにLightningであるため、ケーブルはなくせません。
2.用途毎にすでに完成された性能である
「iPad」には、すでに各ユーザに最適のモデルが存在します。

- 重いスマホゲームはもちろん、動画編集も可能な「iPad Pro」
- 処理速度、バッテリー持ち、価格のバランスが最高の「iPad Air」
- モデル最安ながら、動画・漫画・基本のゲームには全く支障のない「iPad 無印」
- iPhoneより大きな画面が、気軽に持ち運べて本や動画が楽しめる「iPad Mini」
各モデルの違いから、ユーザのニーズをほぼ完璧に満たしており、大半の方は現行のモデルで十分でしょう。
おすすめのモデルは価格・性能・サイズのバランスが取れた「iPad Air」です。

各モデルの特徴やどんな人におすすめかを解説していくよ!
「iPad」モデルの比較
現在Appleが主として販売しているiPadの種類は以下の5つです。

画像出典:apple.com
それぞれの特筆すべき違いを表にしました。
iPad Pro(12.9) | iPad Pro(11) | iPad Air | iPad 無印 | iPad mini | |
---|---|---|---|---|---|
価格(税込) | 159,800円~ | 117,800円~ | 84,800円~ | 49,800円~ | 72,800円~ |
画面サイズ(インチ) | 12.9 | 11 | 10.9 | 10.2 | 7.9 |
ディスプレイ | Liquid Retina XDR | Liquid Retina | Liquid Retina | Retina | Liquid Retina |
プロセッサ | Apple M1 ・8コアCPU ・8コアGPU ・16コアNeural Engine | Apple M1 ・8コアCPU ・8コアGPU ・16コアNeural Engine | Apple M1 ・8コアCPU ・8コアGPU ・16コアNeural Engine | A13 Bionic Neural Engine | A15 Bionic ・6コアCPU ・5コアGPU ・16コアNeural Engine |
RAM | 8GB or 16GB | 8GB or 16GB | 8GB | 3GB | 4GB |
カメラ性能 | デュアルカメラ | デュアルカメラ | シングルカメラ (広角) | シングルカメラ(広角) | シングルカメラ (広角) |
認証 | Face ID | Face ID | Touch ID (トップボタン) | Touch ID | Touch ID |
ApplePencil | 第2世代 | 第2世代 | 第2世代 | 第1世代 | 第1世代 |
キーボード | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio | Smart Keyboard | Bluetoothキーボード |
接続端子 | USB-C | USB-C | USB-C | Lightning | Lightning |
対応ネットワーク | 5G携帯電話通信 | 5G携帯電話通信 | 5G携帯電話通信 | 4G LTE携帯電話通信 | 5G LTE携帯電話通信 |
それぞれの項目について、比較していきます。
1.価格重視なら「iPad 無印」
価格は「iPad無印」が49,800円(税込)〜と、各モデルと比較して圧倒的に安く、iPad Pro(12.9インチ)と比較すると約3分の1の価格となっています。
iPad Pro(12.9) | iPad Pro(11) | iPad Air | iPad | iPad mini | |
---|---|---|---|---|---|
価格(税込) | 159,800円~ | 117,800円~ | 84,800円~ | 49,800円~ | 72,800円~ |
スペックは他のモデルに劣りますが、エントリーモデルとしては十分で、最新のiPadが安く欲しい方にはおすすめです。

画像出典:aplple.com
「iPad Pro」11インチディスプレイは12.9インチと比較して価格が約4万円安いです。

11インチは普段使いには十分な大きさで、スペックも12.9インチとほぼ同じです。
「iPad」の用途として持ち運び用に使われる方も多いと思うので、価格の安さと合わせて考えると11インチがおすすめです。
また、「iPad Pro」は一番低いカスタマイズでも約12万円(12インチディスプレイは約16万円)と、M1チップ搭載の「MacBook Air」が購入できる価格設定です。

「MacBook」の方ができることは圧倒的に多いため、「iPad Pro」の購入を検討している方はiPadだけでなく「MacBook」との比較をおすすめします。
2.普段使いには下位機種でも十分!「iPad」のスペック
「iPad Pro」と「iPad Air」にはM1チップが搭載されています。
iPad Pro(12.9) | iPad Pro(11) | iPad Air | iPad | iPad mini | |
---|---|---|---|---|---|
プロセッサ | Apple M1 ・8コアCPU ・8コアGPU ・16コアNeural Engine | Apple M1 ・8コアCPU ・8コアGPU ・16コアNeural Engine | Apple M1 ・8コアCPU ・8コアGPU ・16コアNeural Engine | A13 Bionic Neural Engine | A15 Bionic ・6コアCPU ・5コアGPU ・16コアNeural Engine |
RAM | 8GB or 16GB | 8GB or 16GB | 8GB | 3GB | 4GB |
M1チップは、「MacBook Air」や「MacBook Pro」「Mac mini」に搭載されているもので、非常に高いスペックです。
「iPad mini」に搭載されているA15 Bionicチップも、 「iPhone 13/13 mini」に搭載されているものと同じで、勉強や書籍を読む、動画の鑑賞なら十分なスペックです。

「RAM」は、複数アプリの同時起動や、どれだけの処理を同時にできるかを表しています。
現状、ひとつのアプリで利用できるRAMは最大でも5GBまでに制限されていることから、「iPad Pro」の16GBは十分すぎるスペックです。
しかし、「音楽を聴きながら、参考書を開き、メモを取る」など、アプリを同時に開く場面も考えられるため、自身の仕様の用途によってモデルを選択しましょう。
3.画面サイズは大きいほど良い
画面サイズについては、モデル選びの重要項目になります。
iPad Pro(12.9) | iPad Pro(11) | iPad Air | iPad | iPad mini | iPhone 13 | iPhone SE3 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
画面サイズ(インチ) | 12.9 | 11 | 10.9 | 10.2 | 7.9 | 6.1 | 4.7 |
マンガや動画を見るだけなら「iPad mini」「iPad無印」でも十分ですが、勉強などは画面を分割して行うのが基本なので、画面は大きい方がいいです。

画像出典:aplple.com
「iPad Pro」の12.9インチは魅力ですが、スペックはほぼ11インチと同じであるため、価格に2インチの価値があるかしっかり考えましょう。
また画面大きくなればなるほど、その分重量も増えてしまうため、持ち運びに使う方は注意が必要です。
4.「iPad Pro」はLiquid Retina XDRディスプレイを搭載
クリエイターの方や映画や動画をよく見るという方には、「iPad Pro」が候補になります。
iPad Pro(12.9) | iPad Pro(11) | iPad Air | iPad | iPad mini | |
---|---|---|---|---|---|
ディスプレイ | Liquid Retina XDR | Liquid Retina | Liquid Retina | Retina | Liquid Retina |

「Liquid Retina XDR」ディスプレイは以下の特徴があります。
- ディスプレイの色の表現域の拡大
- ダイナミックレンジの表現が可能
- 消費電力削減や薄型化が可能
普段使いで動画を見る方には、オーバスペックだと感じますが「クリエイター」の方や感度の高い方には、iPadの映像体験の進化を味わうことができるでしょう。
5.認証方法は「顔認証」が簡単で早い
現行のモデルでは2種類の認証があります。
- Face ID:顔認証
- touch ID:指紋認証
iPad Pro(12.9) | iPad Pro(11) | iPad Air | iPad | iPad mini | |
---|---|---|---|---|---|
認証 | Face ID | Face ID | Touch ID (トップボタン) | Touch ID | Touch ID |
基本的には顔認証の方が簡単でおすすめです。

画像出典:aplple.com
理由は「iPad」は画面が大きいので指を移動させづらく、指紋認証がiPhoneよりも使いづらいためです。
しかし「iPad Air」のTouch IDトップボタンに内蔵されており、他よりも使いやすいと感じました。

画像出典:aplple.com
6.Apple Pencilは第2世代対応がおすすめ
勉強やイラスト等には必須となる「Apple Pencil」ですが、第2世代がおすすめです。
iPad Pro(12.9) | iPad Pro(11) | iPad Air | iPad 無印 | iPad mini | |
---|---|---|---|---|---|
ApplePencil | 第2世代 | 第2世代 | 第2世代 | 第1世代 | 第1世代 |

画像出典:aplple.com
書くことに関する機能に違いはありませんが、利便性で2点大きな違いがあります。
Apple Pencil第2世代の特徴
- iPadへの磁気吸着で充電ができる
- Pencilのダブルタップでツールの切り替えができる
Apple Pencil (第 2 世代) と Apple Pencil (第 1 世代) では充電方法が異なります。
「第2世代」では、iPad の側面にある磁気コネクタに Apple Pencil 取り付けるだけで充電が可能です。

「第1世代」ではiPad との Lightning での接続が必要で、意外と面倒です。
また、ダブルタップでの消しゴムとペンの切替が便利で、勉強やお絵描き時の効率が段違いです。

「Apple Pencil」の使用も同時に考えている方は第2世代対応の「iPad Pro(12.9)」「iPad Pro(11)」「iPad Air」がおすすめです。
7.純正トラックパッド対応の差はあまり影響がない
対応キーボードの違いはトラックパッドの有無です。

画像出典:aplple.com
iPad Pro(12.9) | iPad Pro(11) | iPad Air | iPad | iPad mini | |
---|---|---|---|---|---|
キーボード | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio | Magic Keyboard Smart Keyboard Folio | Smart Keyboard | Bluetoothキーボード |
「MagicKeyboard」がトラックパッドに対応しています。
Smart Keyboardの新型・旧型の差は
- 背面カバーの有無
- スタンド角度の差
- 開きやすさの差
と「iPadケース」としての差がほとんどです。
「iPad 無印」でもロジクール等のサードパーティー製キーボードを使うと、トラックパッドを利用できます。
純正のトラックパッドに魅力を感じるかどうかで選びましょう。
8.USB-C対応はガジェットが多い人ほどうれしい
接続端子の差は人によって印象が変わると思います。
iPad Pro(12.9) | iPad Pro(11) | iPad Air | iPad | iPad mini | |
---|---|---|---|---|---|
接続端子 | USB-C | USB-C | USB-C | Lightning | Lightning |
Apple製品がメインの人はLightningでも違和感はないと思います。
しかし、Apple製品以外もお持ちの方や、今後「USB-C」のガジェットが増えていくことを考えると、使いまわしの可能な「USB-C」対応のiPadがおすすめです。
9.「5G通信」はまだまだ対応範囲が狭い
「iPad 無印」以外には5Gネットワークが対応しています。
iPad Pro(12.9) | iPad Pro(11) | iPad Air | iPad | iPad mini | |
---|---|---|---|---|---|
対応ネットワーク | 5G携帯電話通信 | 5G携帯電話通信 | 5G携帯電話通信 | 4G LTE携帯電話通信 | 5G LTE携帯電話通信 |

しかし、東京周辺でもまだまだ対応しておらず、その他の地域は更に狭く、対応も遅いでしょう。

画像出典:Softbank
また、「5G」と言っても超高速通信が可能なミリ波への対応は米国版のみで、対応ネットワークでの性能の違いはあまり考慮する必要はないと考えられます。

次は、各モデルの特徴やどんな人におすすめかを解説していくよ!
用途別におすすめのモデルを紹介
各モデルの違いや選び方のポイントを踏まえて、目的別に選ぶべきモデルをご紹介します。
バランスの良い「iPadAir」がおすすめ
特定の用途がなく、動画の編集など重い処理を行う可能性の少ない方は、処理速度・バッテリー持ち・価格のバランスが最高の「iPad Air」がおすすめです。

- 特定の使い道が決まっていない人
- iPadに10万円以上は払いたくない人
- 拡張性で後悔したくない人
「iPad Air」の特徴は以下の通りです。
- 約8万円から購入可能
- 処理速度が「iPad 無印」の約1.5倍
- Apple Pencil第2世代に対応
- Magic Keyboardに対応
- USB-Cで充電が可能
- 電源ボタン一体型のTouch ID
- 画面サイズは10.9インチ
十分な処理速度と最新の周辺機器に対応しており、「iPad Pro」と比べて安価な点から迷っている方におすすめです。
筆者も「iPad Air」を購入しておりますが、勉強や書籍、サブスクなどの動画鑑賞を、大きい画面で非常に快適に行えています。
「iPad Pro」はクリエイターの方向け
「iPad Pro」では、アプリはどれもサクサクで、動画編集のような重い処理を行う可能性がある方のニーズも、十分満たす事のできるハイスペックなタブレットです。

しかし、iPadには十分すぎる性能で、大半の人はかなりのオーバースペックになるでしょう。
- 持ち運びも可能なハイスペックなiPadが欲しい人
- イラストや副業などコンテンツの制作を目的としている人
- とにかく大きな画面が欲しい人
特徴は以下の通りです。
- 動画編集のような重い処理も可能でPC代わりに
- 画面サイズは11インチ or 12.9インチと最大
- Liquid Retina XDRディスプレイを搭載
- Apple Pencil第2世代に対応
- Magic Keyboardに対応
- USB-Cで充電が可能
- 便利な「顔認証」に対応
- M1 MacBook Airよりも高い価格

圧倒的な処理速度と最新の周辺機器に対応しており、持ち運びも可能なハイスペックなiPadが欲しい人におすすめです。
しかし、同じ価格でできることの多い「MacBook Air」が購入できるため、メイン機のために「iPad Pro」の購入を検討している方は、iPadだけでなく「MacBook」との比較をおすすめします。
とにかく安いモデルが欲しい方は「iPad 無印」
必要な機能を必要なだけ載せた「iPad 無印」は、64GBモデルが49,800円〜、256GBモデルが71,800円〜で購入できるため、エントリーモデルにぴったりです。
- 動画やマンガのコンテンツ消費を目的としている人
- 最新のiPadを安く購入したい人
特徴は以下の通りです。
- 約5万円のエントリーモデル
- Apple Pencil第1世代に対応
- 画面サイズは10.2インチ
- Smart Keyboardに対応
- 充電はLightning

他モデルと比べてスペックはやや劣りますが、マンガや動画の視聴などの普段使いには充分なスペックです。
ぜひ、移動時間の勉強や、マンガや動画の視聴を快適に過ごしてください。
持ち運びの多い方は「iPad mini」
小さなサイズが特徴の「iPad mini」は、やはり持ち運びが多い人におすすめです。
- iPadの持ち運びが多い人
- 動画やマンガのコンテンツ消費を目的としている人
- 手で持ちやすいタブレットが欲しい人

特徴は以下の通りです。
- 画面サイズが8.3インチと持ち運びに便利
- 処理速度が「iPad 無印」よりも高い
- Apple Pencil第2世代に対応
- USB-Cで充電が可能
- 約1万円の上乗せで、性能の高い「iPad Air」が買える
しかし、約1万円の上乗せで、性能の高い「iPad Air」が購入できるため、「持ち運びの頻度」と「iPadの用途」を価格としっかり検討してみてください。
価格に躊躇する人は整備済み品がおすすめ
価格で躊躇してしまう方は、「整備済製品」も検討してみてください。
「整備済製品」とは、店頭での展示や初期不良でメーカーに返品されたものを、Appleが再度整備し、販売しているものです。
性能も正規品と変わらず、補償もついているのにもかかわらず、最大15%引きの特別価格で購入できます。
自分に合ったiPadを!悩んだらとりあえず「iPad Air」がおすすめ
今回はiPadの「新型をまつべきか?」「iPadはどのモデルを選ぶべきか?」について解説いたしました。
この記事の結論
- 新型を待たずに購入してもいい!
- 悩んだらとりあえず「iPad Air」がおすすめ!
iPadはすでに十分完成された性能であるため、「欲しい!」と思ったタイミングで現行のモデルを購入すればよいと思います。
ぜひ「用途」や「スペック」「価格」から自分に合った「iPad」を選んで、快適なiPadライフを送ってください!
特定の用途がなく、動画の編集など重い処理を行う可能性の少ない方は、処理速度・バッテリー持ち・価格のバランスが最高の「iPad Air」がおすすめです。

勉強や書籍、動画鑑賞をぜひ大きい画面で!
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以上、参考になれば幸いです。ありがとうございました!



