スマートフォンと連携した便利な機能から、生活に欠かせないアイテムになりつつあるスマートウォッチ。
その中でも、「Garmin(ガーミン)のVivoactive4」は普段使いはもちろん、睡眠管理・スポーツやトレーニングの管理などもできるおすすめのスマートウォッチです。

実際のレビューを見てから「Vivoactive4」の利用を判断したい!

「Vivoactive4」と「Apple Watch」どっちがおすすめ?
この記事では、そんな方に向けて「ガーミン Vivoactive4」の実際に利用して感じたメリット・デメリットまでを実機レビューいたします。
また、他のスマートウォッチとの比較や目的別におすすめの機種も紹介しているので、これからスマートウォッチの導入を検討している方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです!
この記事の対象者
- 「ガーミン Vivoactive4」のできることを知りたい!
- 「ガーミン Vivoactive4」実機レビューを見てから導入を判断したい!
- 「ガーミン Vivoactive4」のメリット・デメリットは?
- 他のスマートウォッチとの比較を知りたい!

この記事の内容
Vivoactive4の総評
- 使いやすく高機能なアプリ
- 無料でトレーニングプランの受け取り
- ワークアウト動画の表示
- 充実したライフログ機能
- 20種類を超えるスポーツに対応
- 最大5日間のバッテリー持ち
- 単体で音楽再生可能
- GARMIN PAYでSUICA対応
- GPSの捕捉の速さと精度
- 睡眠モニタリングが不安定
- ペース表示の精度が悪い
- 普段使いとスポーツの両方に使いたい
- スポーツアクティビティの記録や成果の振り返りに使いたい
- バッテリー持ちの良い機種を探している
ガーミン Vivoactive4の概要
商品名 | ![]() ガーミン Vivoactive4 |
価格 | 47,500円 |
サイズ | 縦45.1mm × 横45.1mm × 厚さ12.8 mm |
重さ | 23g |
バッテリー | 最大5日間(スマートウォッチモード) / 最大18時間(GPSモードのみ)/ 最大6時間(GPSモード + 音楽) |
主な機能 | 歩数計、カロリートラッカー、睡眠モニター、 呼吸モニター、心拍計、時間表示、 スポーツアクティビティ機能、音楽再生、決済機能 |
カラー | シャドウグレー / シルバー |
常時表示機能 | あり |
公式サイト | 詳細を見る |
ガーミン Vivoactive4の外観
「ガーミン Vivoactive4」は、一般的な丸形の洗練されたデザインで、どんな服装にも合います。

ディスプレイ素材にはGorillaガラスが使われており、ナイフや鍵など鋭利なものとの接触でも傷つかないという安心の強度です。

また、ベゼル部分にはステンレススチール、ケース部分はFRPという強化プラスチックが使われているため、スポーツをしている方も安心です。
タッチ操作の難しいスポーツログの取得やアクティビティのスタート・ストップは、右側の2つの物理ボタンの操作になっています。

充電は付属している専用ケーブルで行います。

ガーミン Vivoactive4のサイズ
本体サイズは直径45.1mm、厚さ12.8mmの大きさで、男性としてはやや細めの私の腕にも、特に大きすぎることはありません。
なお、シリーズ展開としては、サイズが40mmと小さい「Vivoactive4S」モデルがあります。
男性は「Vivoactive4」、女性や腕の細い方は「Vivoactive4S」を選ぶのがおすすめです。
ガーミン Vivoactive4のカラーバリエーション
「Vivoactive4」のカラーバリエーションは、今回レビューを行なっているBlack Slateの他、Shadow Grayの2色展開です。

どちらも非常にシンプルで、スポーツに限らず、ビジネス用途でも全く問題ないデザインです。
ガーミン Vivoactive4の機能
「Vivoactive4」には、通知やカレンダー、音楽はもちろん、決済サービスや無料トレーニングプランの受け取りまで、さまざまな機能があります。

また、「Vivoactive4」には、GPSや心拍計、ジャイロセンサーや加速度計など、多くのセンサーから様々な運動データやライフログが取得できます。
- デイリースマート機能(通知機能・カレンダー・天気情報)
- ミュージックプレーヤー
- セーフティ機能(事故防止・援助要請)
- Connect IQストア(アプリやウィジェットのダウンロード)
- Garmin Pay(決済サービス・Suicaが対応)
- Garmin Coach(トレーニングプランの受け取り)
- ライフログ機能(睡眠モニタリング・ストレスレベル・血中酸素トラッキングなど)
センサーから得られたアクティビティのデータは、スマートフォンの専用アプリで簡単に管理、分析できます。

普段使いはもちろん、スポーツやトレーニング管理にも使えるスポーツウォッチだね!
ガーミン Vivoactive4のメリット
ここでは「Vivoactive4」を実際に使用して感じたメリットをご紹介いたします。
- 使いやすく高機能なアプリ
- 無料のトレーニングプランの受け取り
- ワークアウト動画の表示
- 充実したライフログ機能
- 20種類を超えるスポーツに対応
- 最大5日間のバッテリー持ち
- 単体で音楽再生可能が可能
- GARMIN PAYでSUICA対応
- GPSの捕捉の速さと精度
主な用途としては、心拍数や歩数と睡眠状態をモニタリングすることと、LINEや電話着信の通知に使用しています。
また、週に2~3回ほど行うランニングと月に1~2回のサイクリングの記録に利用しています。

各メリットについて詳しく解説するよ!
使いやすく高機能なアプリ
「Vivoactive4」には専用のアプリがあり、ライフログデータやスポーツアクティビティの管理・分析が簡単にできます。
ランニングやサイクリングの総時間や距離、ペースやカロリーなど、運動データを自動で蓄積してくれます。
また、ライフログからエネルギー状態を予測してくれることで、自分の体の状態の把握も可能です。

▲ライフログをタイムラインに表示. ▲走ったコースなどをマップ上に表示

アプリの安定性も高く、同期の失敗やバグは一度もないよ!
無料ののトレーニングプランの受け取り
「Vivoactive4」には、目標に応じた無料のトレーニングプランを受け取る事ができる「GARMIN COACH機能」があります。

▲GARMIN COACHのアプリ上での表示 ▲GARMIN COACHのデバイス上の表示
トレーニングプランは、デバイスで計測した自身のトレーニングデータに応じてレベルが自動調整され、適切なアドバイスが受けられます。

自分に合ったトレーニングプランが無料でもらえるなんて!
ワークアウト動画の表示
「Vivoactive4」では、「動画ワークアウト」の表示が可能です。
有酸素トレーニングや筋トレ、ヨガなどのトレーニングの手順や姿勢を画面上に表示できます。

デバイスにインストール済みの動画から選んだり、Garmin Connectアプリからも更に多くの動画をダウンロードすることができます。

トレーナーやトレーニングのビデオを探す手間がなくなったよ!
充実したライフログ機能
「Vivoactive4」には、心拍数や歩数、睡眠モニタリング、ストレスレベル計測などの一般的なライフログ機能に加えて、ガーミン独自のライフログ機能を備えています。

▲Body Battery機能 ▲血中酸素濃度表示
Body Battery機能は、収集された活動データや、ストレス・睡眠データを分析して、体のエネルギー状態を視覚化する機能です。
実際に、その日の疲れ具合と数値が連動していて、その日の運動量調整や休息時間を意識的に取るなどの参考にしています。
また、血中酸素濃度(血液中の酸素の量)も計測でき、体調管理の参考にすることもできます。

血中酸素濃度機能は医療目的で使用することはできないことに注意!
20種類を超えるスポーツに対応
「Vivoactive4」は、ウォーキング、ランニング、サイクリング、プールスイム、ゴルフなど20種類を超えるスポーツ動作のインストール済みで、簡単に記録ができます。

Garmin Connectアプリに蓄積したスポーツのデータが見られるため、スポーツウォッチとして大いに活躍してくれます。
- 運動不足解消程度にジョギング
→走行距離やペース、消費カロリー、走行コースを記録し、運動量の把握に活用 - ゴルフや水泳などの趣味に活用
→ゴルフの打数や飛距離の計測、水泳の泳いだ距離やストローク数を計測 - ジムワークアウトに活用
→自分の運動レベルに合ったワークアウトプランを提案してもらい、プランに沿ってトレーニング - マラソンレースの出場や目標タイムを設定してのトレーニング
→GARMIN COACHを利用して日々のトレーニングを実行
ライトな運動から本格的な競技用途まで、どのような用途にも対応できるのも大きな魅力です。

普段使いはもちろん、スポーツやトレーニング管理にも使えるスポーツウォッチだね!
最大5日間のバッテリー持ち
「Vivoactive4」では、ディスプレイ常時表示の状態で、バッテリーが最大5日間も持ちます。

常時表示のまま5日間持つ機種はあまり見られないため、長時間の使用を行う方にもおすすめです。

毎日充電するのは、面倒くさいもんね…
単体で音楽再生可能が可能
「Vivoactive4」では、Spotify、LINE MUSIC、Amazon Musicからのプレイリストを含め、曲をデバイスに簡単にダウンロードできます。

ワイヤレスヘッドフォン(別売)に接続すれば、スマートフォンなしで音楽を楽しめます。

トレーニングの際に、スマホなしで音楽が聞けるのが嬉しい!
GARMIN PAYでSUICA対応
「Vivoactive4」では、Garmin PayにSuicaが対応しており、コンビニでの買物や電車・バスの乗車にもウオッチをかざすだけで使用が可能です。

チャージの方法は、Google Payに対応したクレジットカードでGarmin Connectアプリ上からチャージをするか、現金でも街中のSuica対応券売機等でチャージすることができます。

普段のお買い物や電車の支払いもスムーズ!
GPSの捕捉の速さと精度
「Vivoactive4」には、GPSの他に3つの補助衛星測位システム(GLONASS・みちびき・Galileo)に対応しており、5~10秒でGPS信号を捕捉できます。
- GLONASS:ロシアの衛星測位システム
- みちびき:日本独自の衛星測位システム
- Galileo:欧州の全地球測位衛星システムで30機の衛星から位置情報を特定
ランニングやサイクリング後の移動ルートも高い精度で記録することが可能です。

アプリのマップで確認できるため、成果の振り返りに活用できるよ!
ガーミン Vivoactive4を使用して感じたデメリット
メリットの多い「Vivoactive4」ですが、デメリットもあります。
後悔しないためにも、事前にデメリットを把握しておきましょう。
睡眠モニタリングが不安定
- ペース表示の精度が悪い
睡眠モニタリングが不安定
「Vivoactive4」は、深い睡眠・レム睡眠・浅い睡眠・覚醒状態の時間を表示してくれる睡眠モニタリングが少し不安定です。
明らかにパソコン作業などをしていた時間帯が、モニタリング上では寝ていることになっていたりする時があります。

また、深い睡眠がほとんどゼロに近い結果になっていたりといった不安定さが気になっています。

睡眠のモニタリング精度を求める方は他の機種がおすすめだね…
ペース表示の精度が悪い
「Vivoactive4」のランニングやサイクリングでの使用時に表示されるペース(走行速度)の精度がいまひとつです。

特にランニング時には、それほど走るペースを変えていなくても、ペースの上がり下がりが激しく認識されてしまいます。
私は、そこまでランニングを真剣にやっているわけではないため参考程度と割り切っていますが、本格的なランナーにはかなり気になる点だと思います。

真剣にやっている方にとって、ペースの把握は重要だもんね…
ガーミン Vivoactive4と他製品との比較
ここでは「ガーミン Vivoactive4」と他製品との比較を解説します。
今回は同価格帯の他機種「Polar Ignite」と「Apple Watch SE」を比較対象に取り上げました。
![]() Vivoactive4 | ![]() Polar Ignite | ![]() Apple Watch SE | |
価格(税込) | 47,500円 | 30,580円 | 39,976円 |
サイズ | 45.1×45.1×12.8㎜ | 43×43×8.5㎜ | 40㎜ or 44㎜ × 厚さ 10.7㎜ |
重さ | 23g | 35g | 30.1g |
素材 | ステンレススチール ・ 強化プラスチック | ステンレススチール ・ 強化グラスファイバーポリマー | アルミニウム |
バッテリー持ち | 最大5日間(スマートウォッチモード) / 最大18時間(GPSモードのみ)/ 最大6時間(GPSモード + 音楽) | 最大5日間 最大17時間(トレーニングモード) | 最大18時間 (時刻のチェック、通知の受信、アプリの使用、60分間のワークアウト) |
常時表示機能 | あり | あり | なし |
血中酸素濃度計測 | あり | なし | なし |
GPS | GPS、GLONASS、Galileo、みちびき | GPS、GLONASS、Galileo、QZSS | GPS |
主な機能 | 歩数計、カロリートラッカー、 睡眠モニター、呼吸モニター、 心拍計,、時間表示、 スポーツアクティビティ機能、 音楽再生 | 歩数計、カロリートラッカー、 睡眠モニター、心拍計、 呼吸ガイダンス、 デイリートレーニングガイド、 音楽再生 | 歩数計、カロリートラッカー、 睡眠モニター、心拍計、 呼吸ガイダンス、音楽再生 |
決済サービス | Garmin Pay | なし | Apple Pay |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
睡眠モニタリングの精度を求める方は「Polar Ignite」
「Polar Ignite」は、睡眠モニタリングに特に力を入れており、睡眠の深さや周期のモニタリングだけでなく、睡眠の質をスコア化してくれます。

「Vivoactive4」の睡眠モニタリングがやや不安定な点を踏まえると、睡眠モニタリングの精度を求める方は「Polar Ignite」がおすすめです。
また、「Vivoactive4」より13,000円以上も安い機種なので、スポーツスマートウォッチに安く挑戦したい方には非常におすすめです。
しかし、「Vivoactive4」と比べてバッテリーの持ちが悪く、GPSやアプリが不安定なため、長時間の利用を検討している方にはおすすめしません。

睡眠モニタリングの計測精度はかなり高いよ!
普段使いがメインのiPhoneユーザーは「Apple Watch SE」
Apple Watchのエントリーモデルとして発売された「Apple Watch SE」。
価格は40,800円と「Vivoactive4」と同価格帯の製品として、検討される方も多いかと思います。

Apple Watchの一番のメリットは、iPhoneと連携させた圧倒的な使いやすさです。
「Vivoactive4」では、メールやLINEでのテキスト返信ができないなどの制限がある点を踏まえると、スマホがiPhoneユーザーの場合は、「Apple Watch SE」がおすすめです。
一方で、常時表示機能が使えない、血中酸素濃度が計測できないなど機能が少ないです。
また、バッテリー持ちが悪く、毎日充電が必要になるのも注意のポイントでしょう。

トレーニングに活用しない方や、iPhoneユーザーは「Apple Watch SE」がおすすめ!

普段使いと多彩なスポーツの両方に大活躍の「Vivoactive4」
この記事では「Vivoactive4」の実際に利用して感じたメリット・デメリット、他製品との比較までを徹底レビューいたしました。
- 常時表示でバッテリーが4~5日持つ
- ランニングなどのスポーツアクティビティの操作性が良い
- ライトな運動から競技使用まで幅広くスポーツトレーニングに対応
- GPSの捕捉が早く、精度が高い
- Body BatteryやGARMIN COACHなどのガーミン独自の機能が使える
- スマホとの連携やアプリが安定している
と、普段使いはもちろん、多彩なスポーツアクティビティにも対応可能とマルチに活躍してくれるスマートウォッチです。
スポーツアクティビティの記録や成果の振り返りにスマートウォッチを活用したい方は、ぜひ検討してみてください。
以上参考になれば幸いです。
はねりでした。ありがとうございました!
