デザインやWeb制作、写真や動画の編集など、クリエイティブに必須な「Adobe Creative Cloud」。
「コンプリートプラン」「フォトプラン」「単体プラン」の大きく3つのプランがあり、それぞれに月額プランと年額プランの2種類の料金プランがあります。

プランが多すぎてよくわからない!

アプリ単品だけならお得?
そんな方に向けて、この記事では「Adobe CC」の料金プランの違いや支払い方法を徹底解説いたします。
あなたに合ったおすすめのプランもご紹介いたしますので、Adobe CCをお得に利用したい方はぜひ最後までご覧ください!
この記事の結論
- 「コンプリートプラン」「フォトプラン」「単体プラン」の3つのプラン
- 「月々払い」「年間プラン」から選択
- 2つ以上のアプリの利用は「コンプリートプラン」がおすすめ
- 写真編集や写真管理のみは「フォトプラン」がおすすめ
- 単体アプリでの購入も可能
- 学生・教職員の方は迷わず学割を選ぼう!
- 社会人も「コンプリートプラン」の学割が使える!
この記事の内容
Adobe CC の料金と契約プラン
Adobe CCには「コンプリートプラン」「フォトプラン」「単体プラン」の3つのプランがあります。
また、それぞれに「月々払い」「年間プラン(月払い)」「年間プラン(一括払い)」の支払い方法があり、複雑な料金体系になっています。
各プラン | 含まれるアプリ | おすすめポイント | 月々プラン | 年間プラン (月払い) | 年間プラン (一括払い) | ストレージ | Adobe Fonts |
コンプリートプラン | ![]() | 全アプリが利用できる標準的なプラン。 3つ以上のアプリを 使いたい人におすすめ。 | 10,280円/月 | 6,480円/月 | 72,336円/年 (6,028円/月 ※月額換算) | 100GB | あり |
フォトプラン (20GB) | ![]() | 写真加工が 目的の人におすすめ | なし | 1,078円/月 | 12,936円/年 (1,078円/月 ※月額換算) | 20GB | なし |
単体プラン | ![]() | 一つのアプリのみしか 使わない人におすすめ | 3,828円/月 | 2,728円/月 | 28,776円/年 (2,398円/月 ※月額換算) | 100GB | あり |

まずはプランから!順番に解説していくよ!
コンプリートプラン
「コンプリートプラン」は、Photoshop、Illustrator、Acrobatなど、20以上のクリエイティブアプリが全て利用できます。

アプリの管理もコンソール1つで一元管理できるので手間がかかりません。
使わない製品の分だけ割高になるのでは?と思われがちですが、3つ以上のアプリを使いたい場合には「コンプリートプラン」の方が割安です。
コンプリートプランの購入方法
「コンプリートプラン」には、通常プランの他に「学生・教職員版」「法人向けプラン」「Adobe認定講座」の購入方法があります。
プラン名 | 月々プラン | 年間プラン(月払い) | 年間プラン(一括払い) |
通常プラン | 10,280円/月 | 6,480円/月 | 72,366円/年 |
学生・教職員版 | なし | 1,980円/月 (2年目以降 3,278円/月) | 23,760円/年 (2年目以降 39,336円/年) |
法人向けプラン (1ライセンス) | なし | 9,280円/月 | なし |
Adobe認定講座 | なし | なし | 39,980円/年 |
学生や教職員の方であれば、「学生・教職員版」を利用することで、最大65%OFFで購入できます。
社会人であっても、「Adobe認定講座」を利用することで、学割適用を受けられます。
「法人向けプラン」では、ライセンス管理、予算管理、資産保護といった管理者にとってメリットのあるプランですが、個人向けに比べて割高になっています。
>>Adobe CCの学割・Adobe認定講座の詳細はこちらから

フォトプラン
「フォトプラン」は、写真の編集・管理に特化したプランです。

写真合成や加工が可能な「Photoshop」や写真編集が可能な「Lightroom」などがセットになったこのプランは、最安の月額1,078円で利用できます。
フォトプラン | 対象のアプリ | おすすめ | 月々プラン | 年間プラン (月払い) | 年間プラン (一括払い) |
フォトプラン (20GB) | ![]() | 写真編集をすぐに始めたい人向け (最もおすすめ) | – | 1,078円/月 | 12,936円/年 |
フォトプラン (1TB) | ![]() | クラウドストレージが20GBでは足りない人向け | – | 2,178円/月 | 26,136円/年 |
Lightroomプラン (1TB) | ![]() | 画像の合成までは必要のない人向け | – | 1,078円/月 | 12,936円/年 |
Photoshopプラン (100GB) | ![]() | 写真合成をとことん堪能したい人向け | 3,828円/月 | 2,728円/月 | 28,776円/年 |
使えるアプリによってそれぞれ料金が異なり、「フォトプラン(20GB)」と「フォトプラン(1TB)」はクラウドストレージの大きさが異なります。
画像のデータはファイルサイズがとても大きいため、1TBといった容量に余裕のあるプランがおすすめです。
「Photoshop」は単体でも購入できますが、「フォトプラン」と機能に違いはなく、割高となってしまうため、「フォトプラン」を選択しましょう。
単体プラン
「単体プラン」は特定のアプリが1種類のみ使えるプランで、主な8種類は料金がすべて同じです。
単体 プラン | アプリ | 月々プラン | 年間プラン(月払い) | 年間プラン(一括払い) | |
![]() | Illustrator | ロゴ・イラストの作成、 チラシ・パッケージのデザインを 作成できる | 3,828円/月 | 2,728円/月 | 28,776円/年 |
![]() | Photoshop | 画像補正や加工・ webデザインのための 画像編集 | 3,828円/月 | 2,728円/月 | 28,776円/年 |
![]() | Adobe Premiere Pro | モバイル・8K・VRなど 映像コンテンツを制作 | 3,828円/月 | 2,728円/月 | 28,776円/年 |
![]() | After Effects | モーショングラフィックスと VFX制作 | 3,828円/月 | 2,728円/月 | 28,776円/年 |
![]() | Audition | マルチトラックの オーディオ編集・ ノイズ除去・ マスタリングまで対応 | 3,828円/月 | 2,728円/月 | 28,776円/年 |
![]() | Animate | インタラクティブ アニメーションを作成 | 3,828円/月 | 2,728円/月 | 28,776円/年 |
![]() | Dreamweaver | Webデザイン・ アプリデザイン | 3,828円/月 | 2,728円/月 | 28,776円/年 |
![]() | InDesign | ページレイアウトと 文字組版を実現する DTP用アプリ | 3,828円/月 | 2,728円/月 | 28,776円/年 |
他のプランよりも支払う額が少なく、安くAdobeのアプリを利用することができます。
しかし、単体プランはCCに比べて1ソフトウェアの料金が高く、後からソフトウェアを買い足すなどする場合は割高になってしまいます。
クリエイティブワークでは、複数のソフトウェアを使用するケースがほとんどで、更新時期の管理も面倒であるため、使いたいソフトウェアが決まっていない方にはおすすめしません。
他の単体プラン
他にも3つの単体プランがあります。
その他の単体プラン | アプリ | 月々プラン | 年間プラン(月払い) | 年間プラン(一括払い) | |
![]() | Acrobat Pro | 高度な編集を行えるPDF作成アプリ | 3,380円/月 | 1,980円/月 | 23,760円/年 |
![]() | InCopy | InDesignと緊密に連携したDTPアプリ | 968円/月 | 638円/月 | 6,336円/年 |
![]() | Adobe Express | 直感的にデザインを作成できるアプリ | – | 1,078円/月 | 10,978円/年 |
>>Adobe CCのアプリや付属サービスの詳しい解説はこちら

Adobe CCの料金の支払い方法
料金の支払い方法は、「月々払い」「年間プラン(月払い)」「年間プラン(一括払い)」の3つから選択できます。
契約プラン | 支払方法 | 料金(コンプリートプランの場合) | 割引額 | 詳細 |
![]() 月々払い | 月々 | 10,280円/月 | – | 詳細を見る |
![]() 年間プラン(月払い) | 月々 | 6,480円/月 | 3,800円/月 | 詳細を見る |
![]() 年間プラン(一括払い) | 一括 | 6,028円/月 (月額換算) | 4,252円/月 | 詳細を見る |
「月々払い」は、価格は割高ですが、キャンセル料はかかりません。
一方で、「年間プラン(月払い)」は、価格は抑えられますが、途中キャンセルの場合は、残月料金の半額の違約金がかかることに注意が必要です。
12か月分の料金を一括で支払う「年間プラン(一括払い)」が一番お得です。
6か月以降使う予定のある人は、「年間プラン」を選択しましょう。

6か月以降のシミュレーションは下表の通りになります。
途中解約した場合の試算 | 月々プラン3,828円/月 | 年間プラン(月払い) 2,728円/月 | 年間プラン(一括払い) 28,776円/年 |
6か月目 | 22,968円 | 24,552円 | 28,776円 |
7か月目 | 26,796円 | 25,916円 | 28,776円 |
8か月目 | 30,624円 | 27,280円 | 28,776円 |
9か月目 | 34,452円 | 28,644円 | 28,776円 |
9ヶ月以上使う方は「年間プラン(月払い)」よりも「年間プラン(一括払い)」がお得です。
Adobe Creative Cloudに含まれるサービス
「コンプリートプラン」と「単体プラン」には、Adobe Fontsとオンラインストレージが付属しています。
Adobe Fonts
「Adobe Fonts」は、高品質なフォントを、印刷、 web、映像などの制作物に使用することができるサービスです。

20,000以上のフォント(日本語フォント500以上を含む)が収録され、随時アップデートされています。
オンラインストレージ
オンラインストレージを利用することで、画像をスマホでそのまま確認できたり、PC上でUSBを抜き差しする手間も省けるのでとても便利です。
ストレージの初期容量 | ストレージの最大容量(有償) | |
コンプリートプラン | 100GB | 10TB |
フォトプラン | 購入時に選択 ・20GB ・1TB | 10TB |
単体プラン ・Photoshop ・Premiere Pro ・Premiere Rush | 100GB | 10TB |
単体プラン ・Lightroom | 1TB | 10TB |
単体プラン ・その他の製品 | 100GB | 100GB |
あなたにおすすめのプランは?
ここでは、価格を踏まえたあなたにおすすめのプランをご紹介いたします。

結論は以下の通りです。
- 学生・教職員:学割プラン
- ソフトを2つしか使わない:単体プラン
- PhotoshopとLightroomしか使わない:フォトプラン
- ソフトを3つ以上使う:コンプリートプラン
- 法人名義で購入:法人プラン
数アプリで検討している方は「学割」を利用
複数アプリで検討している方は、迷わず「コンプリートプラン」を利用しましょう。
使わない製品の分だけ割高になるのでは?と思われがちですが、3つ以上のアプリを使いたい場合には「コンプリートプラン」の方が割安です。

料金の高い「コンプリートプラン」ですが、学生や教職員の方であれば、「学割」を利用することで最大65%OFFで購入できます。

社会人でも学割が使えるって本当?
社会人の方でも「Adobe公式の認定講座」を利用することで、社会人でも学割が適用され、通常よりもかなりお得に利用することができます。

「Adobe CC 学生・教職員版ライセンス1年分」に加えて、各アプリの使い方や体験が可能なオンライン講座がついています。
年間39,980円で、月額に換算すると約3,332円と通常の個人プランよりもかなりお得に利用できるため、認定講座を使わない手はないでしょう。
ただし、1年分の一括支払いのみとなることに注意が必要です。
>>Adobe CCの学割・Adobe認定講座についてはこちらの記事から

写真の補正や管理でしか使わない方は「フォトプラン」
写真の補正や管理でしか使わない方は「フォトプラン」がおすすめです。
写真合成や加工が可能な「Photoshop」や写真編集が可能な「Lightroom」などがセットになったこのプランは、最安の月額1,078円でき、コンプリートプランを利用するよりも安いです。

ストレージが20GBでは足らないと思われる方は、1TBプランを選択しましょう。
写真合成等を行わず、Lightroomのみで十分な方は「Lightroomプラン」にすれば、月額1,078円で1TBのストレージが付いてきます。
ただし「フォトプラン」と「Lightroom」には月々プランがないため、長期契約が必要である点に注意が必要です。
単体のアプリしか使わない方は「単体プラン」
単体のアプリしか使わない場合には、「単体プラン」がおすすめです。

他のプランよりも支払う額が少なく、安くAdobeのアプリを利用することができます。
しかし、単体プランはCCに比べて1ソフトウェアの料金が高く、後からソフトウェアを買い足すなどする場合は割高になってしまいます。
クリエイティブワークでは、複数のアプリを利用するケースがほとんどであり、更新時期の管理も面倒であるため、使いたいソフトウェアが決まっていない方にはおすすめしません。

3種類以上のアプリを使う場合は、コンプリートプランがお得!
Adobe CCのプランを選択する際の注意点やよくある質問
Adobe CCにセールはある?
Adobe公式サイトやAmazonにて年に数回セールが行われていますが、一番お得なのは学割です。
そのため、社会人の方で「Adobe公式の認定講座」を利用したくない人はセールを狙うのも良いでしょう。
>>Adobe CCを安く利用する方法はこちらにまとめています
年間プランを途中解約しても返金がない
「年間プラン(一括払い)」では途中で退会手続きしても料金は返還されないことに注意しましょう。
また「年間プラン(月々払い)」では途中で解約しても残存期間料金の50%が解約金として支払われてしまいます。
PCは何台まで利用できる?
2台までインストールできますが、同時使用は不可となっています。
まとめ:目的にあったプランを選択しよう!
この記事では「Adobe CC」の料金プランの違いや支払い方法の違い、おすすめのプランをご紹介いたしました。
この記事の結論
- 「コンプリートプラン」「フォトプラン」「単体プラン」の3つのプラン
- 「月々払い」「年間プラン」から選択
- 2つ以上のアプリの利用は「コンプリートプラン」がおすすめ
- 写真編集や写真管理のみは「フォトプラン」がおすすめ
- 単体アプリでの購入も可能
- 学生・教職員の方は迷わず学割を選ぼう!
- 社会人も「コンプリートプラン」の学割が使える!
「Adobe CC」には、「コンプリートプラン」「フォトプラン」「単体プラン」の大きく3つのプランがあり、それぞれに月額プランと年額プランの2種類の支払い方法があります。
コンプリートプランであれば、20以上のクリエイティブアプリが全種類利用できます。
使わない製品の分だけ割高になるのでは?と思われがちですが、3つ以上のアプリを使いたい場合には「コンプリートプラン」の方が割安です。
ひとつのアプリだけでいいのか、将来的に複数を使う可能性があるのかをじっくり検討しましょう。
社会人の方でも「Adobe公式の認定講座」を利用することで、社会人でも学割が適用され、通常よりもかなりお得に利用することができるため、忘れずに利用しましょう。



以上、参考になれば幸いです。ありがとうございました!